カフェを開業したい!と思ったら
前回の記事の通り、
カフェを開業して1年以内に50%が閉店している事実をお伝えしました。
しかし、
準備不足によるものであることもご理解いただけたのではないかと思います。
なので今回は
どのように準備したらよいのかを考えていきます。
カフェを開業するまでのステップ
カフェをやってみたい!
その辺にあるカフェのレベルなら自分はもっと良いものができる!
好きなことをして商売をしたい!
動機は様々かと思います。
それは大いに結構なことです。
繰り返しお伝えしますが、
開業1年以内に閉店する店は50%です。
閉店に至った1番の理由は準備不足です。
と、いうことで
準備のステップをまとめました。
1 目的を明確にする
2 コンセプトを明確にする
3 店舗名を決める
4 名刺を作る
5 メニューを考える
6 マーケティングをする
7 物件を探す
8 事業計画を作成する
9 物件を決め、店舗開発をする(内装やデザインなど)
10 メニューと価格を決める
11 メニュー、ポップ、チラシを作る
12 許認可の申請
13 店舗備品を揃える(キッチン什器、テーブル、イス等)
14 仕入れ業者の選定
15 SNSでPRをはじめる
16 オープン準備(求人、広告)
17 オペレーションを従業員と共有
18 祝・オープン!
重要ポイントを更に解説
ステップ順で行きます。
序盤にあり、最も重要なのがコンセプトの決定です。
コンセプトを決める上で重要なのは自分とお客様の共感です。
1 自分の強みを活かせるもの
専門知識や趣味などを強みにできるモノを
2 その地域でオンリーワンになる
隣り合わせに同じようなカフェではお客様も分散します
3 どのように使われる店になるかを考える
駅近で毎日行きたくなる、デートで使える、結婚式二次会で貸し切れる 等
4 価格でなく個性で勝負する
大手チェーンは大量仕入れの為、安さで勝負は難しいです
5 付加価値をどれだけつけられるか
メニュー・サービス・清潔感・雰囲気に付加価値をつける
コンセプトを考える前に3点、考えを整理しよう
コンセプトを考える前に下地として
自問自答をしてみましょう。
下記の3点について考えてみましょう。
★カフェをやりたい理由はなんですか?
例)
・おいしいものを提供して喜んでもらいたい
・子育てママでも気軽に使える店をつかってほしい
・安心安全の食品を食べていただきたい
・外国人の方に日本らしさを伝えたい
★自分に何ができるのかを整理する
例)
・料理人をしていた経歴を活かしておいしい料理を作れる
・ホテルで働いてた経歴を活かして気持ちの良い接客ができる
・保育士をしていたので子育てママと相談できる
・趣味の手芸を活かして手芸教室を開ける
★既存のカフェに対する、不満点
例)
・本当においしいコーヒーの店がなかなかない
・おいしいフードメニューがない
・メニューがいつも同じ
・くつろげる空間でない
・タバコくさい
自分の考えを出してみていかがでしょうか。
できれば保存できるようにノートなどに書き留めてみましょう
もし数年後、カフェを経営していて悩んだ時に道しるべとなるはずです。
そのようなカフェにしたいか考える5W1H
コンセプトを作る第二弾
どのようなカフェにしたいかを考える。
ビジネスマンが大好きな 5W1H で!
★WHO(誰が利用するのか)
メインターゲットの年齢層と属性を考える
例)30-40代の子育てママと乳幼児が一緒に来れる場所
★WHAT(何を提供するのか)
ドリンク、フード、スイーツ、雑貨など 目玉商品は何か。
★WHEN(営業時間は)
営業時間 ランチタイム、夜遅くまで?、最近は朝食カフェも。
定休日も考えよう
★WHERE(どこにカフェをつくるか)
具体的な場所を考える。メインターゲットはそこにいますか?
住宅街?オフィス街?観光地?
地の利を活かせるか
★WHY(お客様はなぜ選ぶのか)
そのカフェをなぜ利用してくれるのか?
駅近で待ち合わせの為?
子育てママで少々騒がしくても大丈夫だから?
そこでしか味わえないメニューがあるから?
★HOW(どのようなサービスをするか)
親しみやすい接客?
個室感があり友人とゆっくり話し込める空間作り
くつろげるソファ席が充実
キッズスペース完備
カフェとしてだけでなくイベント開催がある
自分がどのようなお客様とどのような時間を過ごすのかを考えてみましょう。
先程の考えるべき3つの下地もあわせて
まずはお金を稼ぐためや金銭的に実現不可能などは考えずに
自由なアイディアを出して考えてることが重要です。
まとめ‼
・思い立ったら行動でなく計画を立てること
・自分の強みを活かせるものを前面に押し出そう
・やりたいことと自分でしかできないことをマッチングさせよう。
・具体的な計画を立てるのが楽しかったかどうか振り返ってみよう。
特に最後の計画を立てるのが楽しかったかというのが重要です。
計画は面倒だ
成功するイメージがあるから、ひらめきを大切にしたい
と思う人もいらっしゃるかと思います。
だから50%も1年以内に閉店してしまうのです。
計画を立てている時が楽しい。
夢中で時間を忘れて取り組めた方は成功へ一歩近づけていると思います。
頑張りましょう!
ありがとうございました。
(トミコ)