サラリーマンにおけるマネジメントの勘違い
サラリーマンをしてきて、30代くらいになれば部下を持つことがあると思います。
今まではその部下の末端として働いてきましたが、その時の上司はいかがでしたか?
・やさしく手取り足取り教えてくれた上司
・成長機会を小さく多く与えてくれた上司
・良くも悪くも「任せた!」と放任する上司
・徹底的にプレッシャーを与え、部下をコントロールした上司
などなど、私もサラリーマンを10年以上しているといろいろなタイプの上司に仕えました。
そして私自身も新入社員の指導役や実際に部下を持つ経験をしてきております。
その時、一番感じたことは
自分にとって理想的だった上司=部下にとって理想の上司ではない。ということです。
ただ今尚、サラリーマン界においては「上司とはこうあるべき」「俺の指導で今まで皆、成長した」と凝り固まった考えでありながら、勘違いの自信を持っている人が多いのではないかと思います。
既に上司であるあなた、これから部下を持つであろうあなた。
新入社員や部下とはいえ20年以上の人生経験を持った人間です。産まれたばかりの赤子ではありません。
その点にも注意しどのような上司であるべきか、マネジメントはいかにすべきかを考えていきたいと思います。
飲ミニケーションという危険行為
先ほどもお伝えしたように、あなたの理想の上司と同じように振舞っていけば部下も喜ぶということはありません。
もちろんその部下もそれがハマればこの上ない近道ですが、あまりにもリスキーではないかと思います。
例えば上司からの「今夜一杯行こうか?」とよくありがちな飲ミニケーション。
部下は全員「嬉しいです!是非お願いします!」と思うわけがありません。
むしろ最近の傾向としては上記のように思う人は少数派です。というかほぼいません。
特に課が結成された際、ひとまずアイスブレークに飲ミニケーションを用いるのは実は危険です。
その時点で部下たちは「めんどくさい人の下に就くことになってしまった」と嘆いています。
そして、最近の傾向として若年のサラリーマンは上司のあなたが思う以上に仕事に真面目で冷静な分析をします。
「酒を飲んで、ほろ酔い加減でしか打ち解けるきっかけを持てない上司」
「自分から貴重な時間を奪う上司」
「部下にご飯をおごれば言うことを聞いてくれると勘違いしている上司」
などと、思われます。
ではどうしたらよいか。
すごくシンプルです。
仕事中に真面目に部下へ思いを伝え自分自身も必死に取り組み、部下をリードするというよりも部下の失敗を解消させる役にまでまわることを行動で示せばいいのです。
そこの上司のあなた「行動で示すのは部下だ」と思ってませんか?
このように感じたあなたは骨董品と呼ばれてしまいますよ。
まとめ!
・時代は変わり続けているのであなた流のマネジメントの型をアップデートし ていかねばならない
・飲ミニケーションは極めて危険な行為。部下から誘われるまで行かないくらいの気持ちを
・「最近の若い奴は」は上司であるあなたも言われてきた言葉です
・部下(年上・年下関係なく)も大人。空気読めないことをすると他の部下まで白い目で見てきます
いかがでしょうか?
是非、組織の意識改革はまずは上司のあなたから。
そして、これから上司になる新入社員のあなたまで、今から準備しましょう。
ありがとうございました。
(カネコ)