ドラッカーのマネジメントとは
経済学者ピーター・フェルディナント・ドラッカー。
ユダヤ系オーストリア人の超が付くほど有名な現代経営学者です。
その彼の代名詞ともいえる名著「マネジメント」
本書を読破し理解するのも難易度が高い。
故にエッセンシャル版、図解版なども発行されています。
特に日本でも強烈に売れたものを覚えていらっしゃいますでしょうか。
「もしドラ」こと
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら です。
ドラッカーのマネジメントは一時的ブームにしてはいけません。
大変すばらしい内容を是非とも今だからこそ、振り返られてみてはいかがでしょうか。
今回マネジメントのエッセンシャル版をまとめますので
まとめのまとめ です。
備忘録にご覧いただければと思います。
もったいぶるわけではありませんが、
最終段落で3行でまとめてありますので
お急ぎの方はそちらをご覧ください。
マネジメント
3つの役割
1.自らの組織に特有の使命を果たす
2.仕事を通じて働く人たちを生かす
3.自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する
マネジメントの定義
~組織として成果を上げるための道具・機能・機関~
・部下の管理・トップマネジメントのみをさすものではない
・権力やボスを意味するものではない
・貢献する責任である
→組織を理解するには組織の意味を理解すべし。
組織は社会の中にある何かのニーズを対応するための機関であると定義づける。
マネジメントの役割
・組織の成果を上げさせる
・史資産的な仕事を通じて、人に成果を上げさせる
・社会と個人に生活の質を提供すること
・顧客を創造しニーズに対応する為に必要な機能は「マーケティング」と「イノベーション」
ということで「マーケティング」と「イノベーション」について触れてまいります。
マーケティング
・売り手でなく、顧客からの欲求から始まる。顧客を知り、理解し「我々は何を売りたいのか?」でなく「顧客は何を買いたいか?」が根本。
・顧客が価値ありと判断し、必要とし、ひとりでに売れてしまうようにすること。
・短期的機能としてニーズに対応。
イノベーション
・人的資源や物的資源に対してより大きな富を生み出す能力をもたらすこと。
・既存の製品に新しい用途を見つけること。
・中長期的機能として顧客を開発
3行でまとめると・・・
マネジメントは組織として成果を上げさせるための道具・機能・機関。
顧客を創造し、ニーズに対応すること。
そのための機能としてのマーケティングとイノベーションをコントロールすること。
以上。
なのでマネジメントには
マーケティングとイノベーションがカギなのです。
簡単に言ってしまうと
「ニーズを発掘し、今までにない革新を起こせ!」
といったことでしょうか。
風化させたくないマネジメント
仕事に行き詰った時に、
ステップアップした時など節目で備忘録にお使いいただければ幸いです。
(カネコ)