モーレツ社員が否定されつつある今日
働き方改革、
ワークライフバランス
などなど、ここのところ話題に上がるワードです。
電通の若手社員の自殺が引き金となったと思われます。
モーレツというという言葉が代名詞の日本電産・永守社長。
あの方でさえも、モーレツから時短、効率化を唱えるようになりました。
無駄、非効率、悪しき文化の排除は大賛成ですが、
別にモーレツは捨てなくてもいいのではないかと思ってます。
今だからこそモーレツの良さや逆に学べることはないかと振り返ってみたいと思います。
モーレツな人が書いたモーレツな本
昼飯は座って食べるな!
初版2011.3.10 市村洋文
概要
立教大学在学中に旅行ツアーを企画し4年間で60億円の売り上げた後、野村證券入社。
月間投信販売500億円、月間手数料6億円を達成。
最年少で支店長へ。
その後KOBE証券を経て、2007年よりファーストビレッジ株式会社を立ち上げる。
市村氏の仕事バイブルとは。
市村氏の仕事論に迫る
・昼飯は座って食べるな!
そんな時間があるなら1件でも多くお客様へ会いに行け。
・成果を上げるために必要なことはただ一つ。
できることをやること。
能力の差ではない。
実際に毎日600通、妻に筆で宛先を書いてもらった返信アンケート付きのDMを毎日送り続けた。
毎日600件会えないが、手紙は出せる。(異常な気はしますが笑)
・自分のためでなく相手のためにスーツを着る。
だらしない格好するものに大金は預けられない。
世の中には服装や格好で損をしている人が多すぎる。
・大雪の日こそ営業を。
他の営業マンがしない事をする。
お客様も在宅率が高く、感心される。
・3回転仕事術。
朝6時に出社し昼までにその日の仕事を片付け、
昼から18時まで明日につながる仕事をし、
18時からはお客様と必ず食事に行く。
ダメな会社ほど出社が遅い。
・名刺は大切に管理。
名刺をコピーし、帝国データバンクやHP、その人のデータをまとめたもので徹底管理。
・年賀状を出す。
不義理をしない。
たった一回やり取りを切ったら本当に縁が切れる。
・お礼状は「本日は」と書く。
実際投函は翌日でも構わない。
しかも、毛筆で。印象がまるで違う。
・お客様に喜んでもらうためには全力を。
接待会場は舞台・自分は役者。
お客様の好きなものをセッティング。
手土産はなかなか手に入らないものやお客様が懐かしむ地元のものを手配する。
・贈り物はお客様の家族まで。
家族を味方につけると強い。
・交際費はビジネスのために使う生きたお金。
10年後に何倍にもなって帰ってくるもの。
・お金持ちでなく人持ちになれ。
お金は宝くじやギャンブルでも偶然につかめるが、人間関係は偶然ではできない。
人脈があれば自分の力になってくれてもっと自分の仕事もうまくいく。
また逆に、相手を測る尺度としてお金でなく周りの人の質と量が重要。
・人は運を連れてくる神様である。
著者の知る限り、世の中の成功者の共通点は義理堅い人。
不義理をすると運が逃げる。
運がいい人と一緒にいると運を分けてもらえる。
・リスクマネジメントでなくラックマネジメント。
運を管理する。
運が悪くなったら仕切りなおす。
・仕事をサボる時は一人で自然に包まれる。
複数でいても愚痴の言い合いになり、負。
・酒の席は本性を探れる。
自分の性格が濃くなるから。
また、ストレスが強い人ほど日常との変化率が高い。
・給料が安い?自分が稼いだ利益の1/5が最高水準だと思え。
・台風へ立ち向かって行け。
台風の目は無風。
・自分がビジネスを立ち上げる時、出資者を10人集められるか?
それが一つの目安となる。
・サービス業でも運送業でも金融業でもスポーツ選手でも医者でも突き詰めていくと同じ場所に到達する。
それは「だれにも負けない努力を続けること(京セラ・稲盛氏より)」
・成功するのは思いが強い人。
サンダルを履いていて歩いていたら富士山の頂上に到達なんてありえない。
富士山を登ろうと意思を持ち、準備しなければ登ることができない。
・あなたは何のために働くのか?
あなたにはかけがえのない役割がある。
あなたにしかできないことがある。
まとめ!
・モーレツさは相手のことを思い、必死に立ち向かう姿勢。
・モーレツ=パワハラやブラックな職場ではない。
・仕事や物事に本気に立ち向かっていく姿が人を感動させる。
いかがでしょうか。
ブラック企業は全否定しますが、
人の為に、役に立ちたいという気持ちで取り組むことは大切なことだと思います。
ありがとうございました。
(カネコ)