洗濯機はいつから普及したのか?
前回、おばあさんは川へ洗濯へと書きましたが、そこで勝手に疑問に思ったのです。
世の方々はいつから洗濯という時間も手間も力もかかる超重労働から解放されたのでしょうか。
ちょっと調べてみました。
洗濯機は1950年代、日本は高度経済成長の頃ですね。
しかしすぐには普及しなかったようです。
当時は奥様方が担当する重労働な家事の一つであった洗濯。
たらいに水を溜め洗濯し、すすいで、絞って。。。考えるだけでも大変そうだし、冬場なんて更にきつかったことでしょう。
そして生地によってはダメージもかかりそう。
でも、なぜ普及しなかったのか?
①洗濯機が高級品すぎた
→ 当時の初任給の5.6倍くらいしたらしいです。今でいうと100万円くらいでしょうか。確かにこれは高い!
②脱水はハンドルを回すようなタイプで自動でなかった
→ もはや便利グッズであって、家電としては物足りないでしょう。
③家庭に洗濯機を置くスペースや設備も不十分だった
→ 確かに今のように専用の蛇口があり、その下に洗濯機を置ける排水スペースがある。なんてことはありえなかったでしょう。
しかし、
1960年に2槽式洗濯機が発売されました!
↑見たことがないことは是非ご覧ください。
というか今でも売っているんですね。
私もたしか小学生の低学年くらいまでは普通に家にありました!
当時としては革命的。洗濯槽と脱水が自動でできる!(今となってはサプライズ感なし)
しかも中に洗濯と脱水を同時にできる機種もあり、流れ作業で洗濯が家庭でできたわけです。ポイントはやはり手間や労力の軽減と時短だと思います。
その結果、洗濯機の普及率も爆発的に上昇しました。
販売前は26%ほどの普及率が
発売3年後には50%、
10年後には91%の家庭には洗濯機が当然のように保有されることになりました。
その後、1980年代からじわじわ全自動洗濯機のシェアが高まり1990年代に入ると全自動洗濯機が2槽式洗濯機のシェアを抜き、現在に至っております。
まとめ!
技術の発展で利便性が高まったことにあわせ、コストダウンもあったから。
洗濯機が普及した理由は明らかに洗濯機を使うほうがメリットがあったから。
メリットとは
労力→楽になる。
経済性→お金を使って便利になる。
時間短縮→女性の社会進出や効率を考える世の中へ。
なんか現代においても、ルンバがシェアを握るロボット掃除機も全く同じようなことが当てはまるような。
ありがとうございました。
初回リリース
2017年5月30日
(タクマ)